2026年07月15日奈良市産の大和三尺きゅうりで、奈良漬を

奈良屋本店では、奈良市内の農家さんにご協力いただき、奈良の伝統野菜である「大和三尺きゅうり」を奈良漬に使用しています。
この農家さんには、すでに20年以上にわたり、毎年およそ7トンの大和三尺きゅうりを栽培・収穫していただいています。
今回、今年はさらに生産量を増やし、10トンほどお願いできないかとお尋ねしたところ、農家さんから返ってきたのは、
「10トンは、ちょっと無理ですわ」
という率直なお返事でした。
農業は、単に数字を増やせばよいというものではありません。天候や畑の状態、人手、収穫の時期など、さまざまな条件があります。
それでも農家さんは、例年と同じ7トンほどであれば、今年も頑張って作りますと話してくださいました。
そして、会話の中で農家さんがおっしゃった言葉が、とても印象に残りました。
「奈良漬は奈良から始まったものだから、地元の野菜を使うのは良いことだと思う」
奈良で生まれた奈良漬を、奈良で育った野菜で作る。
言葉にすると単純なことのようですが、毎年安定して原料を育てていただくことは、決して当たり前ではありません。長年にわたり支えてくださる農家さんがいてこそ、私たちは奈良の野菜を使った奈良漬を作ることができます。
奈良屋本店は、これからも生産農家さんとのつながりを大切にし、地元で育てられた野菜を地元の食文化へとつなぐ、地産地消の取り組みを続けてまいります。
最後に写っているのは、農家さんとお孫さんです。
畑で育てられる大和三尺きゅうりも、奈良漬の文化も、次の世代へ。
地域の農業と奈良の食文化が、これから先も受け継がれていくことを願っています。
奈良の野菜で、奈良漬を。
そして、次の世代へ。


