2026年02月26日【奈良屋本店の哲学】事実と科学が証明する「オール奈良」の奈良漬
奈良漬は、単なる「野菜の粕漬け」ではありません。奈良の風土、歴史、そして最新の科学が融合した発酵芸術です。私たち奈良屋本店は、安易な伝承に頼らず、事実(ファクト)のみを積み重ねてきました。
1. 聖地「清水町」から始まる誠実な歴史 かつて紀寺町周辺は「清水町」と呼ばれ、春日原始林の清流が日本酒の原点「南都諸白」を育みました。京都の清水寺が呼称を変えたほどの影響力を持つこの歴史的聖地で、私たちは約80年の歩みを進めています。 創業年を誇張せず、事実に真摯に向き合うこと。それが私たちの哲学「我思う、故に我あり」の具現化です。
2. 全国ワースト3位の逆境から生まれた「オール奈良」の矜持 奈良県は農産物収穫量が全国ワースト3位(2020年代統計)という過酷な環境にあります。しかし、私たちは「奈良の野菜、奈良の酒粕、奈良での加工」にこだわり抜きました。地元農家と二人三脚で「大和丸なす」や「大和三尺きゅうり」の栽培を復活させ、奈良県SDGsアドバンス企業(2025年10月認定)として、酒粕を堆肥へ還す循環型農業を実現しています。 微力かもしれませんが、奈良の土地の活性化、そして奈良の「食の安全保障」に少しでも貢献したいとの願いです。
3. 奈良漬の真実と、私たちが守り抜く「本来の姿」 また残念な事実もあります。全国的に見ると、奈良漬の85%が徳島県で製造されているとのことです。吉野川流域で良く育った「瓜」の名産ということもあり非常に素晴らしいことですが、奈良という地名を冠した伝統食品ですので、奈良屋本店は可能な限り、奈良で収獲された野菜を、奈良の清酒粕で、奈良の地で漬け込む。これを第一のテーマにしています。
4. 科学が証明した「生きる乳酸菌」の驚異 伝統とは問い続けることであり、伝統と科学の融合こそが私たちの目指す姿です。奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)との共同研究により、奈良屋本店の奈良漬には、アルコール下でも生存する「好エタノール性乳酸菌」が92.2%という極めて高い割合で含まれていることが判明しました。経験則だけでなく、科学的エビデンスに基づいた食の安全と健康をお届けします。
5. 奈良県内唯一のJAS認定工場という信頼 私たちは、自社の京終工場で奈良県内唯一のJAS(日本農林規格)認定を取得しています。一切のOEM(他社委託)を排除し、完全無添加・自社一貫製造を貫くことで、本物だけが持つ深い旨味を守り続けています。



